ネオアンチゲン ―免疫がみつけだす最強の「がんの目印」

がん治療に革命を。あなただけのがんを狙い撃つ時代へ

ゲノム解析が可能にする、次世代の個別化治療

免疫が識別する、最強の目印――ネオアンチゲン。「がん共通治療」から「一人ひとりのがん治療」へ。がん免疫療法の常識が変わる。

出版:幻冬舎(172頁) 刊行:2026/3/27

目次のご紹介

本章に入る前に
  • 免疫の基礎の基礎
  • この本を理解するために必要な医学用語集
  • T細胞のがん細胞認識と攻撃のメカニズム
第一章 ネオアンチゲンとは何か?
  • がんは異物だった
  • がん細胞の最強の目印・ネオアンチゲン
  • T細胞ががん抗原を認識する仕組み
  • T細胞とNK細胞との違い
  • ネオアンチゲンの予測
第二章 ネオアンチゲンワクチンの歴史
  1. がんワクチンの始まり
  2. ワクチンの意味とメカニズム
  3. ネオアンチゲンワクチン夜明け前
  4. がんに共通のワクチンを求めて
  5. ネオアンチゲン研究の始まり
  6. 免疫チェックポイント阻害剤の登場でクローズアップされたネオアンチゲン
  7. ネオアンチゲンワクチン臨床試験の始まり
  8. 日本でのネオアンチゲンワクチンの始まり
  9. 様々なネオアンチゲンワクチン
  10. 免疫療法における樹状細胞によるネオアンチゲンの抗原提示の重要性
  11. ネオアンチゲンワクチン療法の費用
  12. mRNA型ネオアンチゲンワクチンの利点と欠点
  13. イギリスで国家プロジェクトになったネオアンチゲンワクチン
第三章 ネオアンチゲンワクチン療法のエビデンス
  1. 免疫チェックポイント阻害剤の限界
  2. ネオアンチゲンワクチン療法の臨床試験
  3. FDAが悪性黒色腫に対するネオアチゲンワクチンを承認
  4. 肺がん
  5. 膵臓がん
  6. 腎細胞がん
  7. 肝細胞がん
  8. 尿路上皮がん
  9. 脳腫瘍
  10. 乳がんにおけるネオアンチゲン反応性リンパ球療法の著効例
  11. 待たれる日本でのネオアンチゲン研究の加速とワクチンの臨床試験
  12. まとめ
第四章 ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン
  1. ノーベル賞となった樹状細胞の発見と臨床応用
  2. 究極の個別化免疫療法
  3. ネオアンチゲンワクチンは、樹状細胞がT細胞にネオアンチゲンを提示して初めて効果を発揮する
  4. mRNA型ネオアンチゲンワクチンとネオアンチゲン樹状細胞ワクチンの違い
  5. ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法の流れ
  6. ネオアンチゲン樹状細胞ワクチンの投与法
  7. ネオアンチゲン樹状細胞ワクチンの免疫学的効果の予測
  8. ネオアンチゲン樹状細胞ワクチンの効果確認法
  9. 福岡がん総合クリニックがこれまでネオアンチゲン樹状細胞ワクチン療法に関して発表してきた医学英文論文の紹介
  10. 樹状細胞ワクチンのリンパ節内投与法の科学的合理性
第五章 進化するネオアンチゲン研究と今後の免疫療法への応用
  1. ネオアンチゲンワクチンの効果に関わる3種の免疫細胞
  2. ネオアンチゲンワクチン時代の始まり
  3. 新たなネオアンチゲン予測法
  4. ワクチンにつながるネオアンチゲンの条件
  5. ヘルパーT細胞が認識するネオアンチゲン
  6. ネオアンチゲンを標的とした様々な免疫療法
  7. ネオアンチゲン特異的細胞受容体遺伝子改変T細胞療法
  8. ネオアンチゲンを認識するCARーT療法
  9. ネオアンチゲン特異的T細胞療法
  10. 古くて新しい免疫細胞療法・活性化自己リンパ球療法
  11. ネオアンチゲン反応性T細胞移入療法
  12. これから始まるネオアンチゲンワクチン開発競争
  13. パブリックネオアンチゲンへの期待
  14. ネオアンチゲンワクチンの効果予測
  15. ネオアンチゲンワクチンの効果を左右する条件とは?
第六章 ネオアンチゲン免疫療法の効果増強法と今後の課題
  1. 超進行がんに対するネオアンチゲンワクチン療法
  2. 複合免疫療法の実際
  3. 抗がん免疫を上げる運動療法
  4. 免疫抑制因子の除去
  5. ネオアンチゲンを標的とした免疫療法の今後の課題
第七章 がん治療の未来
  1. がん治療の目的
  2. 「がん細胞の研究」だけではがんは治せない
  3. がんは「がん細胞の集まり」ではない
  4. がんは多様性を獲得し、進化する
  5. がんの根絶か?・がんとの共存か?