がん治療update

04癌組織を標的にした治療
Takashi Morisaki:2004.08

(※記事内の情報は執筆当時の内容のため現在とは異なる場合がございます。)

癌は癌細胞のみでなく周囲の正常細胞(これを間質細胞という)からもできており、時にこの正常細胞が意外と癌の成長を助けていることが明らかになってきました。

例えば、癌組織の中で血管を作っている細胞です。癌ではこの血管細胞が活性化されていることが分かってきました。

癌は血管をたくさん作ることにより、栄養を取り込み易くなりまた、転移もしやすくなります。 癌細胞そのものを標的にした治療と癌の血管を標的にした治療を組み合わせることも今後期待される治療法の一つです。

例えば抗癌剤と血管新生阻害剤(アバスチンやサリドマイド)との組み合わせ(現在欧米を中心に臨床試験中)や癌組織の中の血管細胞やそれを誘導する物質に対する免疫を誘導するための樹状細胞ワクチン療法などが考えられます。

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