がん治療update

13凍結破壊療法
Takashi Morisaki:2006.12

(※記事内の情報は執筆当時の内容のため現在とは異なる場合がございます。)

癌を凍結して破壊する治療は、前立腺癌や腎臓癌、肝臓癌、さらに最近では肺癌などへの応用が始まっています。最新の凍結療法はアルゴンガスで凍結し、ヘリウムガスを用いて 常温に戻すことを2回繰り返すことによてがん組織を破壊させる方法です。

凍結と解凍を繰り返す方法は、実は自己癌ワクチンを作成する場合にも応用されている方法で、癌細胞の持つ異常蛋白を変成させることなく癌細胞を死滅させるので、免疫細胞 (この場合は樹状細胞)に癌抗原を認識させ癌に対する免疫応答を惹起させることができるため、樹状細胞を腫瘍内に直接注入するなどの免疫細胞療法との相性がよいだろう と推測されており、今後期待できる治療法のひとつと考えられています。

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