BRM療法

当院のBRM療法

BRMはBiological Response Modifiersの略で、簡単にいえば、細菌の菌体そのものやその破砕物、キノコの抽出物、サイトカインなどのようにもともとはヒトのリンパ球が産生する物質などの総称で、主に免疫反応を誘導することにより、抗がん効果を発揮する生物薬剤のことです。
当院で取り扱っているBRMには以下のものがあります。

1)OK-432(ピシバニール)

溶血連鎖球菌の死菌製剤で、保険適応としてはがん性腹膜炎、がん性胸水、リンパ管腫の治療などに用いられていますが、当院では樹状細胞の成熟化薬剤として使ったり、局所免疫療法の重要な薬剤として使用しています。

OK-432を取り込んだマクロファージはIL-12をはじめとした免疫増強サイトカインの産生・誘導作用があります。

2)PSK(クレスチン)

カワラタケ即ちさるのこしかけというキノコから抽出されたBRMで我が国では胃がんや大腸がんで保険適応があります。PSKには免疫を活性化するベータグルカンが含まれるのみならず、免疫抑制因子の代表ともいえるTGF-βを吸着する性質もあります。

当院では保険適応のないがん種の患者さんの必要に応じて処方しています(無味無臭の飲みやすい顆粒製剤です)。

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