院長コラム

(※記事内の情報は執筆当時の内容のため現在とは異なる場合がございます。)

16マイルド温熱療法と免疫細胞療法
2006.12

当院でもサーモトロンRF8という高周波電磁波温熱療法の医療機器を利用して(保険認可済)温熱療法を免疫細胞治療に併用して行う機会が増えてきました。
41℃前後の比較的マイルドな温熱をがん局所に発生させることにより、放射線治療や抗癌剤治療の効果を増強するという学会報告数も増加しており、今後ますます温熱を癌治療に応用する機会は増えてくるものと思われます。

免疫細胞療法との併用効果メカニズムに関しては、サーモトロンによるマイルド温熱を行うことにより癌周囲の血管が拡張し、免疫細胞のがん周囲への集積がおこりやすくなること、さらに集積した免疫細胞の活性がさらに高まると推測しています。
更には、温熱効果によりがん細胞の抗原性が高まり(MHC分子や熱ショック蛋白の発現)、免疫細胞からより攻撃され易くなるのではないかとも考えられています。

ただ、温熱が効果的であるからといって温泉や遠赤外線治療のように体表面から熱を加える方法の効果については不明であると言わざるをえません。

このページの先頭へ