活性化リンパ球療法(CAK細胞療法)

活性化リンパ球療法:CAK(Cytokine Activated Killer Cells)

高濃度IL-2とOKT3抗体を用いて培養増殖させたTリンパ球+NK細胞の混合細胞です。

当院では活性化NK細胞が10〜30%含まれるように分離・培養調整します。この場合、活性化Tリンパ球や活性化NK細胞が認識する癌細胞の「目印」はMICA/Bなどのストレス抗原という細胞表面の分子になります。

当院では、CAK細胞が癌細胞の目印をみつけるためのアンテナの役割を担うNKG2DやDNAM-1とよばれる表面受容体の発現が増えるような培養工夫を行っています。

細胞傷害性活性化Tリンパ球(TNK)

TNK細胞とは、がん細胞を認識するNKG2Dをたくさん持っている活性化したCD8Tリンパ球です。

TNK細胞は、T細胞受容体とは無関係に、NKG2DとDNAM-1を多く もっているために、がん細胞上のMICA/Bなどを目印として認識し、 これを攻撃できるのです。

CD8陽性Tリンパ球やNK細胞、γδTリンパ球はインターロイキン2やOKT3で活性化・刺激すると(Tリンパ球の場合)、NKG2DやDNAM-1という、癌細胞上に発現しているストレス抗原という癌細胞の目印をみつけるアンテナの働きを有する分子や癌細胞に結合する接着分子を表面に多くだします。
その結果、癌細胞に結合し、グランザイムやパーフォリンと言われる物質を放出し、癌細胞を破壊します。活性化しなければ、癌細胞を破壊できません。

当院での活性化リンパ球療法では活性化Tリンパ球:活性化NK細胞を混合したCAK(Cytokine Activated Killer Cells)にして患者さんに戻します。その方がより広範囲に癌細胞を攻撃できるからです。

※当院からの発表論文:Morisaki T et al. Cancer Immunotherapy using NKG2D and DNAM-1 systems. AntiCancer Research 32:2241-2248,2012.

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